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過去フォルダを見るたび、地味にうまくなったなと達成感をあじわっていた。過去にも地味な成長をかみしめて同じような記事を書いている。
板タブに慣れた。
最近ふと思った。
マジでシンプルにペンタブに慣れただけじゃね?
ペンタブは板タブと液タブの2種類があり、私が使っているのはいわゆる板タブというやつだ。
ただの板みたいなタブレットに付属のペンをすべらせると、パソコン画面にその動きが反映されてデジタル絵が描ける。
役割としてはマウスだ。ペン型のマウスである。
2013年9月に発売されたモデルを、2014年1月に、1万円ちょっとで買った。
ワコムの、intuos comic CTH-480/S1。
当時は絵を描くのが好きで、デジタルのイラストに挑戦してみたかった。
とはいえなかなか慣れず、嫌になって投げ出しては年単位で放置して現在に至るので、触っているのは実質1年弱くらい。

ペンタブ界隈はまだ歴史が浅く、進化のスピードが早いみたいだから、もしかしたら化石レベルのモデルかもしれない。
化石だけども、私自身はこまかい性能がどうとかは全く気になったことがない。
そこを気にできるほどスキルがない、とも言う。
ただただ、板タブというものに慣れること自体が大変だった。
そう、一番上でお見せした3枚の絵、あれは絵が上達しているのではなく、もともとアナログで描けるものをペンタブでも描けるようになっただけなのだ。たぶん。
板タブに慣れるのが大変という話はイラストの世界でもよく言われているらしい。
私がアナログでもロクに絵を描けないずぶずぶの素人だからなのか、根気がないせいなのか、板タブは「高かったのに全然使えるようにならない」という精神的凶器であった。
やっぱりアナログのほうが描きやすい。

いまでも書きやすさはアナログが圧勝である。特に文字はアナログが書きやすい。
アナログの主な欠点は
①写真に撮ってブログの挿絵にすると、背景がグレーになり見栄えがわるい。
②レイヤーがない(=色塗りしにくい、部分的な書き直しができない)
こんなところだろうか。
アナログのほうが書きやすいけど、ブログの挿絵にするならば、総合的にみれば、やっぱりデジタルのほうがかっこよくてイイ感じなのだ。
それにスキルとして、これからブログでやっていきたいなら挿絵もデジタルで描けたほうがいいんじゃないかな、くらいの理由でペンタブを触っている。
「ペンタブが押入れに眠っていたから」「お絵描きソフトを持っていたから」というのもかなり大きい理由だ。
棒人間を描くためだけにペンタブを購入するチャレンジ精神が自分にあるか分からない。


液タブほしい。
アナログの書きやすさでデジタル絵が描けたらいいのに。
その願いをかなえるのが液晶タブレット、通称、液タブである。
とネットでは言われている。
板タブは文字通りただの板のタブレットで、板に描いた絵がパソコン画面に反映されるという特殊なものだ。
しかし液タブはタブレットが画面になっているので、描いたものがそのままタブレットに映し出され、アナログで描くのと同じように描けるのだ。
じゃあなぜさっさと液タブを買わないのか。
高いのだ。
値段が高いのだ。
それこそ私が初めてペンタブを買ったときなど、さっと調べた記憶だけだが20万円とかだった気がする。
本格的にイラストを描きたい&多少の経済力があるなら分かるが、私にはとても手が出せなかった。
いまだって描いてるの棒人間だし。
私は描きやすく棒人間を描きたいだけなので、20万円は即却下である。
がしかし。
最近私のペンタブがちょっと動きおかしくなって危機感をおぼえたときに調べてみたら、いまは海外製の液タブが3万円くらいで売っていたりするらしい。
なんだと。
微妙に手が出せそうじゃないか。
個人的に気になっているのは27,500円のxp-pen Artist12。安価なわりに結構イイらしい。
ということでいまお金を貯めている。
液タブの不安要素「遅延」
板タブから液タブにかえるデメリットというのが、値段以外にもあるらしい。
よく聞くのは「描くときの姿勢が悪くなる」だが、姿勢はもともと悪いので私はたぶん液タブのせいにできない。
それよりも、遅延、といわれる現象が気になる。
レビュー動画などを見ても、ペンを動かしてから実際そこに線が描かれるまでにちょっとだけラグがありそうだ。
私のいま使っている板タブは化石なだけあって時々頭がおかしくなるのだが、その中でもいちばん私まで頭おかしくなりそうなバグが、遅延なのだ。
どれくらい頭がおかしくなりそうかというと、池袋のホームで見知らぬ男に前へ回り込まれ「まぁ決して可愛くはない」と言われたときの3倍くらいだ。
遅延が私を狂わせる。
高価な液タブは遅延が無いのかもしれないけど買えないからいいとして、安価な液タブにデフォルトで搭載されているらしい遅延という現象が、不安である。
それをふくめても「液タブは作業効率化になるよ」と言われているので、とりあえずお金は貯めているけど。
お金を貯めているうちにどんどん板タブが使いこなせるようになって最終的にお金だけ貯まればいいと少し、思っている。
板タブ、君は生きろ。まだいける。
まとめ
・板タブにある程度慣れるまでに、放置期間ふくめ5年以上かかった(実質1年弱)。
・液タブは海外製だと3万円くらいで買えるけど「遅延」が気になる。
・シロイルカのおでこが可愛い。