「また来てくださいね」と言ってくれるメイド喫茶は少ない。
一回目に訪れたとき、ドアの外までお見送りしてくれるメイドさんに一対一で「また来てください」と微笑まれたら「また来ます」と言うしかないので言うし、また行ってきた。
二回目のハニーハニーでは夕飯を食べてきた。
メイドさんの接客スキルは高く、値段は安く、メニューは豊富。
私は卑屈である。優しくされればされるほど卑屈になるので、今回のテーマは「どうせ腹いっぱい飯食ったら高いんだろ」。
頼んだものはこちら。
ブレンドコーヒー499円
ブリしゃぶ茶漬け(冬限定メニュー2月末まで)599円
―――
計1,098円+外税87円=1,185円
結論「腹いっぱい飯食えたけど安かった」。
17:00以降はお通し(399円+税)があるのだが、17時前に入店すれば、店にいる間に17時を過ぎても出されなかった。
ブレンドコーヒー

私の日常のなかで、コーヒーを飲むというのはほぼ義務。日々せっせとインスタントコーヒーを摂取している。
しかしコーヒーはあくまで「家で飲むもの」であり、外で金を払って飲むのはカフェラテと決めていた。
なぜか。外で出てくるコーヒーはたいてい砂糖とミルクが不景気で、ただのにがい液体になってしまうからだ。
そんなカフェイン野郎が久々に挑戦してみたくなり興味本位で頼んでみたわけだが。
ハニーハニーではメイドさんが砂糖とミルクを結構な量たずさえて席まできてくれた。そして「ちょうどいいところでストップって言ってください」とミルクを注ぎ、砂糖の量も聞いてくれた。
うっかりメイド喫茶らしい楽しみまで味わってしまった。うれしい。
ありがたく「お前はそもそもコーヒーを頼むなよ」という量を入れてもらった。
そういうわけでコーヒー本来の味というものを潰しながら飲むのが好きなうえ、舌がアレなので味については「濃い」「後味がすっぱい」「よく分かんないけどすげぇうまい」とだけお伝えしておこう。
ブリしゃぶ茶漬け

実はコーヒーも茶漬けも、私にとってなじみ深い。べつに求めてもいないのに「実は」から始まる私の失笑グルメ事情などみなさんにとっては死ぬほどどうでもいいだろうが聞いてくれ。
おかずが尽きたにも関わらず茶碗に飯が残っている場合には、ほんだしをかけて湯を注ぐとお茶漬けとして楽しめる。たくあんをのせるのもいいが、うまく味が出る場合と「なんだこの大根」となる場合の差が激しいので注意してほしい。
というわけで私にとっては、白飯&ほんだしでちょっと白濁した湯、という図こそが茶漬けであった。
まさかメイド喫茶で頼んだ茶漬けに、ブリの刺身がのっているとは思わなかった。そのブリがしめさば的にちょっとすっぱいとは思わなかったし、ノーマルに腹が満たされるサイズ感で来るとは思わなかった。
うまい。しかも牛丼屋のメニューの隅にのっててもごく普通な値段。
量はサイゼのドリアくらいのイメージである。私は外で何か食べるとき、腹が満たされないことへの不安よりも出されたものを食べきれない不安のほうが大きいので丁度よくてありがたかった。
一番うれしかったのはメイドさんが茶漬けの茶を注いでくれたことだ。

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