「同窓会?行かない行かない」って主張しつづける奴いるよね。

大学四年にして、高校の同窓会は人が集まらないようだ。私はといえば、参加を悩む段階までも行かず、すでに他人事である。

絶対に行かない。

同窓会と言っても、校舎へ入るわけではなく、私たちの学年のみで開催される飲み会だ。

グループトークの様子を見ていると、参加するのはどうやら一クラスあたり二人くらい。スクールカースト最上位の男女一人ずつといったところだろうか。

スクールカーストで良い思いをしなかった人間は、上位の人間たちが率先して集まる場には行かない。

映画『ミニオンズ』のように、強者が大好きでボスを探し歩き、率先して「手下やりたいハイハーイ!」と挙手する奴は、現実世界にはいないのだ。

私の超偏見で言うと、スクールカースト上位の人間には必ず問題児が一人いる。

学校行事があるたびに問題を起こし、そうでなくても手間数の多い事柄をさらに引っ掻き回してもめごとへ変換する。

逆にスクールカースト下位の人間は「やる気がない」「学級会で身もフタも無い笑えないレベルの反対意見を出して場を静まり返らせる」という特徴があるけれども、いかんせん影響力がZEROなので大勢に影響がない。

そして起きたもめごとは、本番が前日に迫ったあたりで「みんなで一致団結しよう」というテンションになり自然と解決される。

そして合唱祭や体育祭のあとに泣き出すのはだいたい上位の人間である。下位の人間は微妙なテンションでその場にたたずみ、場の空気を壊すことに一役買う。

私は基本的にスクールカースト上位の人間から逃げ歩いていたのでほとんど実害はなかったが、ある時、シンプルに腹立たしい出来事があった。

男女関係のモブ役として利用されたのだ。

そのとき私は、廊下を歩いていた。

男女が廊下でいちゃつきながら私を走って追い越していった。しかしその拍子に、男の図体が私の行き先を塞いだ。

完全なる事故だった。そこで女が放ったセリフ。

「ちょっとどきなよぉ佐藤さん困ってるじゃあん」

私は思わず、行く手を阻む男ではなく、女を見た。

「男の図体はべつに困らんが、お前のその上から目線な親切心は何事ぞ」

と怒り狂いながら、コミュ障らしい愛想笑いを浮かべた。男女は引き続きイチャイチャしながら去っていった。

もう何年も前の話だが今でもネチネチネチネチ言い続けるしおそらくリアルに十年ぐらいは話のネタにする。

そして器が計量カップよりも小さい自分を見つめながら生きていきたい。

なにが言いたいかというと、同窓会は体育祭と違って参加が自由なので、現役時代よりとても楽です。

……

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