大学教授が親の仇のように嫌っているのがWikipedia先生。
教授から、「調べものにネットは使うな」「本を使え」「論文を使え」と言われたことがある人は多いんじゃないだろうか。
レポートにインターネットをうまく利用する方法
たしかにネットの情報は不確かな部分も多い。Wikipedia先生だって、″どこの誰が何を参考にして書いたか”までを明らかにしてくれているわけじゃない。
なかには間違っている情報もあるんだろう。ネットを使うなという意見もわかる。
しかし、「知りたい情報がどの論文に書いてあるのか」なんて、素人にはわからないのだ。
論文は数が多いから、やみくもに探すと体力だけ消耗してしまう。しかも「専門家が専門家に向けて書いた文章」だから、すっげぇ読みづらい。
そこで私が行き着いたやり方はコチラ。
一度ネットで調べたあと、裏付けのために本・論文を使う。
たとえば「パブロフの犬」についてレポートを書くとき。
まずネットで「パブロフの犬」と検索する。(パブロフの犬:トイレ行くと用を足したくなる的な条件反射のこと)
できればオススメは個人ブログである。その分野に詳しい人が書いているブログを見つけられれば勝ったも同然。めっちゃ分かりやすいのだ。しかし分野によっては個人ブログ自体少ないのが難点。
次点でWikipedia先生。先生はわりと専門用語で殴って来るから難しいのだが、個人ブログでひととおり理解した後だとすんなり読めることが多い。
さて、そんなこんなでネットを駆使して、「パブロフの犬」が大体どんなものか分かったところで、ciniiと、大学図書館のopacを使おう。
ciniiでは日本の論文を検索することができる。大学図書館のopacは、所属している大学の図書館に置いてある本をタイトルやキーワード、著者で検索できるシステムだ。
▶OPACは、「○○(自分の大学名) 図書館opac」と検索すればすぐ出てくる。
最初は「パブロフの犬」という情報だけだったのに、ネットで事前に調べることで「条件反射」「反射行動」「イワン・パブロフ」など、検索できるキーワードが増える。
キーワードが増えると「どうやってレポートを書こうかな」と考える幅も広がって、具体的にイメージしやすい。
ネットで見つけたキーワードで論文や本を探したとき、一冊もヒットしないキーワードがあったら、それはネットの情報が間違っていたんだな、と思ってレポートに使わなければいい。
ciniiで良さげな論文を見つけたら、その論文が自分の大学図書館にあるかopacで調べてみよう。
欲しい論文がどこにもない場合の最悪の手段は国立国会図書館(ガチで何でもあるところ)だが、閉まるの早いし対応も決していいとは言えないし何より借りられずコピー代が高い。ので、論文名を教授に言って指示を仰いでみると、思いがけず「この本に入ってるよ」と教えてもらえたりする。
そして、いくつか論文を手元に集めたら、その中から一番わかりやすいものを主軸にして、あとは情報を補足するときに使う、程度に私はレポートを書いていた。
参考文献の数は多いほど先生の印象はよくなると思う。
あ、そして最後に。論文でも本でも、最後に「参考文献」が一覧になっている。著者がその本を書くときに参考にした本たちだ。ここの一覧も結構参考になるので見てみてほしい。
GPA3.6計画
⑥レポートにインターネットをうまく利用する方法(この記事)