3年前に竹下通りで買ったトレーナーが必要以上にダサい

タイトルの通りだ。話を聞いてくれ。

可愛いと思って買ったのに、たったの3年で、自分のセンスを疑わせる凶器に変わった。

たしかに、いま「いい」と思っていることが、数年後も「いい」と思える可能性は低い。

その証拠に、中学生の頃書いたポエムを「いい」と思えないことを、お見せしよう。

私が中学3年の春に書いたポエムがこちら。

…………

タイトル「空」

空き地に新しい家が建つ

新しい木のにおいがする

まだ誰も住んでいない家

ここに立つと 限りなく広がって見えた空
碧く高く どこまでも澄んでいた空は

その半分が
新しく建った家で姿を隠した

残りの半分は
悲しげに私の眼を見ているだけだ

新しくたった頼りない家よりもずっと上に
ずっと広く
ずっと高く
ずっと碧く

広がっている空が 私に問いかけてくる

音にならない声で
目に見えない姿で

「君は本当の僕を見たことがある?」

空 私はあなたの本当の姿を
見たことがないのかもしれない

常に家や 電信柱や
いろんな物に隠されたほんの一部のあなたしか

見たことがないのかもしれないね

また新しい家が建つ
空の一部が姿を隠す

その繰り返しに
空が悲しく微笑んだ

また 新しい家が建つ

…………

「いい」とは思わないけどずば抜けて痛々しいわけでもなく、「半分空隠した新しい家って、どれだけデカい空き地に建ったんだろう」という感想しか出て来なかった。

過去のセンスをあざ笑うつもりが「これ以上のものは今も書けそうにない」という新発見ができ、自分のレベルを実感した。

おめでとうございました。

トレーナーの話に戻ろう。

私はひとつ気づいたことがある。「なんとなくイイ」と思っているものは、数年後凶器に変わる可能性が高い、ということだ。これは服に限った話じゃなくて、ケンカした時の捨て台詞とかもそうだ。

気分とか気分とかノリとか、そういう変化の大きいもので選ぶと、後に失敗だったと気づく可能性が高い。

寛容な人間だったら過去の過ちを笑って許せるかもしれないけど、私は過去の自分を殴り倒しながら奇声を上げないと気がおさまらない未熟者なので、あまり失敗したくない。

じゃあ、あらゆる選択肢をどう選び取っていけばいいのか。

知識である。

服だったら、「無地に無地を合わせると大体失敗しない」という知識。捨て台詞は「何を言っても揚げ足を取られるから言わない方がいい」という知識。

知識というより経験かもしれないが、こういう自分の中の「理屈」に基づいた選択というのは、ほぼ平均点を出すことができる。

大きく成功する可能性も低いが、大きな失敗をすることもない。

何が言いたいかというと、「恐竜だよぉ」と書かれたトレーナーは絶対に買うべきではない。

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