みなさん、この弱小ブログにたどり着く頃には、
「1日100PVじゃ稼げねぇことは分かったが信じたくない」という心理状態になっているのではないだろうか。
そこでさらに「稼げない」を連呼しても仕方ないので、1日100PVを突破した時の私のブログがどんな状態だったかと、そこに至るまでの過程をご紹介しよう。
100PVを達成した時のブログの中身
①運営期間:9か月半
②記事数:約120(非公開にしたもの&ゴミ箱へ捨てたもの含む)
③記事投稿頻度:毎日投稿を心がけてから3週間くらい
数字を並べたが
「ネット上に公開しておいてこんなに誰にも見られないなんてありえるのか」
というレベルの記事が100以上ある。
むしろその状態でよく100以上書いてきたなと思うが、たぶんこの記事も誰にも読まれないからまぁいい。
私のブログが100PVを突破した日、アクセスを集めていたのはほんの数記事だった。
ドラマ「ブラックペアン」についてひたすら私がオタク語りをする記事シリーズだ。そのほかは(地味にSEOに引っかかってる1記事を除いて)ほぼ無。
「またまたぁ」と思った人は耳をゾウにして聞いてほしい。
冬の体育でしょっちゅう耳にする「持久走苦手なんだよね」はほぼウソだが、私の発する「無」は信じていい。
私は持久走ではビリから2番目だったし、アフィリエイト界隈でもおそらくそんなもんである。本物のビリをなめてはいけない。
つまり何が言いたいかというと、100PVを達成できたのはタイミングがよかったのと、”1人の人が複数ページ見てくれる”が叶ったからだ。
もし来てくれた1人が5ページ見てくれるなら、100PVを達成するには20人来てくれればいい。そういう感じでPV数が伸びた。
マニアックな記事を書いて、ツイッターでしつこく(マジでしつこい)宣伝したら、たまたま目に留まった人が来てくれて、私のサイト内で時間をつぶしていってくれた。
「ブラックペアン」は人気作品なので、ネタバレや感想はネット上に溢れている。でも、大してその作品を好きじゃない人が書いている記事も多いと思う。
私はマジでハマり、ネタバレや考察じゃなくて、本当にその作品が好きな人に共感してもらえる記事を書きたかった。熱意は伝わるはずだと。
結果「原作の季節の描写が生々しくてイイ」などと供述しているような記事ができたのだが、共感してくれる人がいた。
というのが100PVを達成した時の状況だ。
コンスタントに100PVではなくその日運がよかっただけなので、翌日からまた私のPV数は、だいたいクラス1つ分って感じだ。
地道にやっていくしかないんだろうが、1クラス分の人数からあまりにも変動しない。
そろそろ担任の先生になりそうだ。特に少ない日は「少子化だなぁ」とか言ってみたりするような余裕は本当にない。
100PVを達成するまでの過程
一言で言えばつらかった。9か月間、つまらない記事を量産しつづけただけである。
「何を書けばいいのか分からない」「できあがった記事がクソつまらない」「誰も読んでくれない」と、脇腹に激痛が走るなかでビリポジションの持久走を続けなければいけない。
加えて孤独だ。部屋の中で一人悶々と考えると脳みそが沸騰しそうになる。
よく「雑記ブログでお金を稼ぎたいならとにかく記事を書け」と言われる。
これ、1か月実践してみて分かったことがある。
不思議なもので、あがき続けると何とか書けるようになるのだ。
題材も、1時間考え続ければ何か浮かぶ。それの繰り返しである。
いまの私の記事が「まったく面白くねぇよ」と思う人は私の4月以前の記事を読んでいただければ、「お前ちょっと日本語喋れるようになったんだ」と思っていただけると思う。
書き続けると、大げさな変化はまったくないけれども、ちょっと希望が見えてくる。続けられている、ということ自体が自信になる。
しかし一つ言いたいのは、「書き続けるだけだと気が狂う」。
私はプロのコラムを熟読するようになってから、世界が変わった。自分の内側に閉じこもると何を書いていいのか分からなくなるどころか、自分が何者なのかさえ分からなくなる。
しかし、プロが書いたコラムを眺めながら「どうしようかな」と考えると、視界が広がる。
書くのをいったん休んで、読むのも大事だなぁとつくづく思った。
それからは、上手い人の技を盗み、模倣することにした。素人が知識も仕入れずに面白いものが書けるわけ無いと気づいたのだ。
「自分のやり方を探す」は怠慢だったなと気がついた。
でも、それもこれも、書き続けなければ気づけなかった。とにかく下手でもゴミでも、書き続けていれば試合終了にはならないんだなと学べたのは、諦めずに書き続けたからだ。
偉そうに言っているが、就活から逃げているので「やるしかねぇ」という背水の陣だからこそできたんだと思う。
そして、続けていると、何かのはずみで反応がもらえる。ツイッターの「いいね」だったり、ブックマークだったり。
ブックマークで来てくれる人が1人以上いるというのは、ゼロとは比べ物にならない。
「あー今日は休んじゃおっかな」という気持ちが消えるのだ。
飽きられる前に少しでも上達するしかない、少しでも何か爪痕を残さなければ、と思うと、17時にはなんとか完成させた記事をなんとか披露している。
1日100PVでは稼げないけれど、確実にブログ開設当初とはちがうものが見える。