①読まれない
②何が正解か分からない
③いつ結果が出るか分からない
④その状態で集中力を注ぐ
⑤読まれた喜びのあとの読まれない苦しみがつらい
身も蓋もないが、まず読まれない。
ブログ運営をはじめて9か月経ったが、今もそれほど前に進めていない。
検索で自分の記事が表示されるように、とか、中身の濃い良質な記事を、とか、色々考えてはいる。それらすべてを行動に移すほど努力していないのが原因なのだろうが、なかなか読まれないのだ。
そもそも、私はまだ学生で金銭的にひっ迫していないから、お金を稼ぎたいという気持ちよりも「書きたい」「読まれたい」って気持ちが強いんだと思う。
だから、「セールストークはうさんくさいから書きたくない」とか「自分の考えや価値観を書きたい」と、甘っちょろいことを考える。
結果、雑記ブログになった。
面白い記事を書けば、読んでくれる人は増えるだろうし、そしたらアフィリエイト(商品紹介)に頼らなくてもアドセンス(仕組み的に読者が増えれば報酬が増える)でやっていけるんじゃないかと思った。
しかし、「自分の考えや価値観」を嘘なく本音で書くのって難しい。
雑記ブログならテーマは自由だから、自分が興味のあることについて、どう思うのか、どう感じるのかをメインに書いていくわけだ。
が、自分の中から本音を見つけてそれに合う言葉を見つける前に、「感動した」「嬉しかった」と安易な慣用句に逃げてしまう。それに、本音って割とカッコ悪いし情けないものだから、ちょっとカッコつけて取り繕ってしまう。
そうなると、雑記ブログの価値がまるで無い。
表面だけの薄っぺらい慣用句が並んでいたんじゃ、読んだ方に面白味がひとつもない。
しかも、文章を書くときに建前や慣用句を並べるのは、作文の授業で完全に癖になって染みついている。それを直すのが大変だ。
直すためには集中力が必要だけど、「誰にも読まれない」「何が正解か分からない」「いつ結果が出るか分からない」の三段構え。
集中力をどこから持ってくればいいのか分からない。
「就活から逃げてるんだからやるしかねぇ」と後ろ向きな踏ん張りを効かせてやっとこさ9か月経ったが、まだ結果が出たとは言えないだろう。
難しさをたとえるなら、友達もいないのに、友達が来るために部屋を整理整頓し続ける感じだ。
それでも最近は、ゼロじゃないと思えるようになった。
あ、読んでもらえてるんだなと思える瞬間がひとつでもふたつでもあると、一気に自分の足元が見えてくる。
僅かでも反応があれば、次は何をすればいいのか分かってくるし、そのためのモチベーションもガンガン上がる。
という日もあれば、あぁ今日は全然読まれないなと落ち込む日が全然余裕で大多数だから偉そうなことは言えないが。
アドセンスの難しさって、ゼロから何かを作り出す根気だと思う。背水の陣じゃない状況で続けられる人っているんだろうか。
他の人がどういうモチベーションでブログを続けているのか知りたい。