大学のいじめグループから抜けるたった1つの方法。

いじめグループから抜けて1年経った。

人間は攻撃力と防御力の差が激しい。無意識に鈍器を振り回して他人をなぎ倒しながら生きているくせに、「優しくしてもらえない」というだけでガラスハートが割れる。

かくいう私もガラスの粉末を眺めながら記事を書いているわけだが、防御力というのは生まれ持ったスペックが大きいから、そう簡単には上がらない。

大事なのはステージだ。攻撃力99防御力2でも戦えるステージを選択する必要がある。

今日のテーマは「大学生がいじめグループから抜ける」。大学生がステージを選べるチャンスは年2回。春と秋の履修登録だ。

年2回というのは数ある社会システムの中でもかなり恵まれた数字だろう。利用しない手はない。

大学は学費が高く、そのわりに教授が不親切だが、講義を自分で選択できる点は評価している。

学生個人個人が数ある選択肢の中から履修を組むので、同じ学年、同じ学部・学科でも、あまり講義が被らない(少なくとも私の大学では)。

「クラス」って概念がほとんどないのだ。だから、高校までよりも個人主義。人間関係ががっつり固定されない。

その中であえて友達と講義をかぶらせるなら、方法は2つだ。

1つは専攻を同じにすること、もう1つは履修登録のときに友達と相談すること。

専攻というのは、たとえばA4学部コピー用紙学科があったとしよう。その下にさらに、素材専攻や白さ専攻があるのだ。素材専攻なら卒業までにパルプの講義を取らなきゃいけないし、白さ専攻ならホワイトニング学を取らなきゃいけないなど、専攻ごとに取る講義にかたよりが出て、結果メンツがかたよる。

友達との相談は、お馴染みの「一緒のにしようミーティング」である。

友達と専攻を同じにして、ミーティングを念入りにやれば、かなりの講義を一緒にとることができる。

さて、本題だ。

いじめグループから抜けるステージ選択のコツとはずばり、「友達と同じ講義を取らない」。防御力が低いなら敵の少ないステージを選べということだ。

私は大学1年の入学式直後から2年の終わりまで、いじめグループに所属していた。大学生活を可もなく不可もなく送るために仲良くなった5人グループで、最初から価値観のズレは感じていた

1年の秋から違和感をおぼえ、じょじょに「あ、抜かされてるな」と気づき、傷つくことが増えた。

ひどくなったのは2年の後半で、最終的には春休みにグループトークから退会させられて終わった。

私が悪かったんじゃないか、もっと上手くやれたんじゃないかと、しおらしく後悔することもある。

けれど、攻撃力99防御力2なんだから仕方ない。上手くやれない人間の中では、私は被害を最小限に抑えられたと思う。

理由はただひとつ、5人一緒に受ける講義が少なかったからだ。

1年の秋からぎこちなくなり始めたので、2年に進級した時は「一緒のにしようミーティング」に参加しなかった。幸運にも、もともと専攻が違ったので、ミーティングを欠席すれば講義はばらけた。

結果、グループの5人全員で一緒になる講義は1つもなかった。4人で一緒になる講義が1つ、あとはグループのうち誰か1人とかぶるだけ。

4人一緒になった木曜2限は最終的に一番の地獄だった。2年も秋冬になると露骨に無視されたり消しカスをかけられたりしていたから、同じような講義が2つも3つもあったら、私の膝に消しカスの山ができるか、あるいは学校に行けなくなっていたかもしれない。

ステージ選択の重要さを感じていただけただろうか。

クラスのない大学は、講義さえかぶらなければあとはどうにでもなる。昼ご飯は「ちょっと図書館行ってくるから」とか適当なことを言って教室内から逃げさえすればいい。

空きコマだって帰り道だって「今日図書館寄るから」の一言で行方をくらませばいい。

逃げられないのは講義だけだ。

いじめとまでいかなくても、ケンカしたり、気まずくなった時、講義がいくつもかぶっていると裏目に出ることが多い。

グループで一緒になる授業は、多くても週2くらいに留めておいて、時間帯だけ合わせて一緒に昼ご飯を食べることをオススメする。

それくらいで避けられ疎遠になってしまうようなら、はじめから一緒にいなくてよかったなと思ったほうがいい。

もしくは人を見る目を鍛えるか、防御力を高めるしかない。

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