付き合って1年経ったなら、デートスポットはここしかない。

東京には、デートスポットと言われる場所がたくさんある。

やれ東京タワーだスカイツリーだと騒いでいる諸君、馬鹿と煙は高いところが好きということわざをご存知だろうか。

かくいう私も馬鹿なのだが、この間、友達の斉藤と東京タワーに行ったらとても楽しかった。夜景がキレイで、確かにデートにはもってこいの場所だった。

さて。そんな正統派デートの鉄則は、①短時間で②いい雰囲気になれる、だろう。

しかしこれを求めているのは付き合い始めたばかりのカップルもしくはこれから付き合おうとしているカップルである。

付き合って1年も経てばふつうのデートスポットはひととおり巡っているし、そこで話すべきことも話し尽くしている。

「夜景がきれいだね」「君の方がきれいだよ」などと、50回くらいは言い合ったのではないだろうか。

そんなカップルが欲しているのは、短時間のときめきお手軽デートではない。

落ち着いて過ごせる恋人との時間と、目新しい話のネタだ。

付き合って1年経ったなら、デートスポットは科博しかない。

私はブログを書いていてつくづく実感するのだが、話のネタというのは、たいてい外からの刺激で見つかる。もともと自分の中にあるものも、刺激がなければ見つからなかったりする。

いつもの日常の繰り返しではない、まったく違った方向からの刺激が必要だ。

10年後に住みたいのが横浜だ吉祥寺だと言っている場合ではない。もっと視野を広げるべきだ。

700万年まえに私たちの祖先がどこで暮らしていたかご存知だろうか。

アフリカだ。

今こそアフリカの熱帯雨林を感じよう。人間はかつてサルだった。鳥はかつて恐竜だった。

じゃあサルと恐竜はどこから来たのか。

海だ。

こうやって考えていくと何億年単位で視野を広げることができる。必要かどうかはさておき、バッキバキに視野が広がる。

日常の生活でサルや恐竜を目にすることは少ないが、別に難しいことは何もなく、国立科学博物館へ行って2人でぶらぶら歩けばサルとか恐竜が目に入ってくる。

目に入ったものについて話せばいいだけだ。

倦怠期にさしかかった恋人のことも、1人のホモサピエンスとして受け入れられるようになるだろう。

さあ、デートの行き先は上野の国立科学博物館に決まった。値段も安いし雰囲気もいいし間違いなく穴場なので「博物館とかダサい」と思ったあなたもとりあえず読んでみてほしい。

デート向けの具体的なコースをご紹介したいのだが、その前にまず、科博には大きく分けて2つの展示がある。

常設展と特別展である。

常設展(日本館・地球館)

科博の常設展には日本館と地球館のふたつがある。ふたつ合わせて620円。

日本館のテーマは「日本列島の自然と私たち」、地球館のテーマは一気に規模を大きくして「地球生命史と人類」である。

日本館ができたのは昭和6年9月、地球館は平成11年4月で、地球館の方がずっと新しい。

かといって優劣があるわけではなく、雰囲気がまったく違うのでそれぞれ別の楽しみ方ができる。

日本館

歴史あるおごそかな雰囲気。たぶん全部石でできてる。いつもひんやり涼しい。

床に水筒を落としてしまったことがあるのだが、床は傷つかず水筒が割れた。

日本館と言いながら建物の雰囲気はヨーロッパに近いかもしれない。吹き抜けや階段はいるだけでいい雰囲気になれる。

展示物は大きいものでクマのはく製やフタバスズキリュウ(恐竜)の化石など。

展示物だけを見れば特別展よりも地球館よりも地味だし、古い建物なので天井が低く展示の仕方も地味なのだが、日本館の魅力は全体の雰囲気だ。

私は地球館派だったのだが、母は圧倒的に日本館が好きなので、年齢を重ねるともっと魅力が分かるかもしれない。

地球館

スケールがでかい。展示物がでかい。

さくっと科博を楽しみたいなら地球館だけ見るのもオススメ。恐竜も剥製もたくさんある。

建物がとてもシンプルで四角くてグレーで「施設です」って感じなので日本館のような趣はないが、展示物が50倍くらい派手になるので否応なくテンションが上がる。

ちなみに、屋上にはちょっとした植物園もある。ここは人が少ない穴場で、運がいいと2人きりになれる。私はよくここで斉藤と2人きりになっていた。

同性の友達と2人きりになっても別にロマンチックなことは起こらないが、良い風が吹いてくるので休憩所として有能。

特別展

「恐竜」「深海」「アマゾン」など特定のテーマで開催される。1600円。

約3ヶ月間のサイクルで、特に夏休みの時期に人気の高いテーマが開催されることが多く、「夏休みの恐竜博」は「大混雑」の代名詞である。午後から行こうなどとナメたことをすると入場まで野外で90分待ちのあげく入場しても人しか見えないといった被害にあう。

とはいえ、内容は1600円では安すぎるくらいの充実ぶり。

展示は前菜からはじまりメインディッシュで終わる仕様なので、入口すぐに雑草の化石とかネズミの化石とか置いてあっても拍子抜けしてはいけない。

クライマックスにはガチででかいティラノサウルスがいる。

小さいものの展示からはじまり、中くらいになり、最後に大きいものがある。

ちなみに私は高校の時から10以上の特別展を見ているのだが毎回この仕様なので、展示物の大きさでいま会場のどのあたりにいるのか分かるようになった。

デートでまわるべきフロア

さて、科博について熱弁したが、科博には全10フロアと特別展があり、フロアは雰囲気で大きく2つに分けることができる。

1つはビジュアル重視のオシャレフロア、もう1つは学習的要素も詰まったフロアだ。

もちろん運営側はすべてに学習要素を取り入れていると思うので、あくまでも素人から見てだが、オシャレフロアは光や音の演出も圧巻で、ただ眺めているだけでいい雰囲気になれる。

デートで重視するなら間違いなくオシャレフロアなので、次の記事では私が特におすすめしたいフロアをお教えしよう。

ちなみに偉そうにここまで書いてきたものの佐藤は恋愛経験がゼロなので、語っていることに実際の恋愛と大きな差異があった場合は鼻で笑ってほしい。

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