こんにちは。
アルバイトを始めて、人間関係に対する見方が大きく変わりました。
ネットで人間関係を円滑に進める方法を検索しまくり、実践している今日この頃です。
私は今まで理屈理屈で行動してきたので、相手の目を見るといいよ、みたいなアドバイスも「なぜ?」「どういう理屈で?」という疑問が強かったです。
疑問は強かったのですが、実践してみると、なるほどそういうことか、と思える部分が出てきました。
実際の人間関係は「空気読んで動く」ことが多いと思うのですが、理屈理屈で考えてしまう人に向けて、初心者向けのコミュ力向上テクニックをまとめてみます。
笑顔は最強
私の姉がいつもニコニコしている人で、それゆえ男女問わずモテるのを小さい頃から知っていたので、私もやってみようと思い立ちました。
実際に笑顔を心がけてみて気づいたのは、
「人は笑いかけられると(無意識に)笑ってしまう」
ということです。これは綺麗事ではなく、ガチでした。
笑顔で挨拶すると、ほぼ100%笑顔が返ってきます。
調べてみるとこれは「表情模倣」と呼ばれるもので、笑顔に関わらず、人間は相手に向けられた表情を自分でも作ってしまうらしいです。
今まで私に笑顔を向けてくれる人が少なかったのは、私が警戒した顔をしていたからなのだなぁ、としみじみ実感しました。
しかも、意識して笑顔を作っているだけなのに、笑顔でいると不思議と、自分もポジティブな気持ちになるんですね。
最初に少し勇気を出して笑顔を作ってみると、いい循環ができあがることに気づきました。
なるほど、笑顔の人に「天気いいですね」と声をかけられたら笑顔で「そうですね」と返してしまうし、「今年はお花見しましたか?」と聞かれたら会話も弾んでしまうんだろうなと思いました。
コミュ力の基礎は笑顔でした。
返答の「最初の言葉」に気をつける
相手に何か言われたとき、どう返事するかという問題です。
たとえば、
「お花見って人がたくさんいますよね」
と言われたとき、答え方はいろいろあると思います。
下の3つの選択肢があるとしたら、どれを選びますか。
A「でも私が昨日行ったところは人が少なかったんですよ。ラッキーですよね」
B「ほんとですよね。私も昨日お花見行ったんですけど、穴場だったみたいで人が少なくてラッキーでした」
C「ほんとですよね。今年はお花見しましたか?」
私はいままで、無意識にAを返していました。
AとBの大きな違いは、否定から入るか、肯定から入るかです。
AもBも「お花見に人がたくさんいる」という内容は肯定したうえで自分の経験を話しているので、言っていることは同じです。
実際、AとBのどちらで答えられても、受け取る側は大して差がないと感じると思います。
でも、長い時間話せば話すほど、「なんか否定されてる感じ」は積もっていきます。
この「否定癖」がある人とのおしゃべりは長時間になるにつれてストレスが溜まります。ボールを投げても投げてもキャッチしてもらえないストレスです。
会話そのものは否定するつもりがないのに、「いや、」「でも、」「ていうか、」などの言葉を無意識にチョイスしている人は多いのではないでしょうか。
かくいう私もまだ癖が抜けず、意識して話さないと「でも」が出て来てしまいます。
と、AとBの比較をしてきましたが、たぶんベストな返答はC。
「相手にしゃべってもらう」を意識する
Cは、「お花見しましたか?」と、相手にしゃべらせようとしています。
人は誰しも「うんうんそうだよねめっちゃ分かる」と言われたい生き物だし、自分の話をしたい生き物だと思います。
ネットでコミュ力の上げ方を調べているうちに、私は自分の悪癖に気づきました。
それは、会話のネタに困ると自分の話をしてしまうことです。
会話のネタに困ったら、「どう会話を続けるか」を考えていたのです。
でも実際は、「どう相手にしゃべらせるか」を意識した方が話も膨らみやすいし、相手に心地いいと思われやすいです。
なぜこんなに自信満々かと言うと、相手にしゃべってもらうことを意識してから「あ、いま相手がめっちゃノリノリで話してるな」と思える瞬間が増えたからです。
以上の3つが、私が調べた中で一番基本的かつ効果が出やすい初心者向けのコミュ力向上テクニックです。
笑顔で、相手の言葉を否定せず、相手にしゃべってもらう、と言葉にすると「当たり前じゃねえか」となるんですが、意外とできてないことも多いので、ぜひ振り返ってみてください。
振り返ってみて「やっぱ当たり前じゃねえか」となるようでしたら、佐藤のコミュ力が異常に低かったということで、許してやってください。