こんにちは。佐藤です。
面白い記事を書きたいです。
アフィリエイトをはじめた皆さん、こんなことを思ったことはありませんか。
「自分の書いた記事が、完全に素人」
佐藤はコレ、なうです。
中学の時から3年間日記を書き続け、作文は昔から得意でした。まさか自分の文章にこうも自信をなくす時が来るとは。
考えてみれば実際に素人なので素人くさいのも当然なのですが、プロの文章と自分の文章を読み比べてみても、「なんか根幹から違いそう」しか分からない有り様。
これはひどい。
面白い記事が書きたい。
今回は、地元の図書館でこんな本を借りてきました。
高橋卓馬『表現の技術:グッとくる映像にはルールがある』2012年
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表現の技術 グッとくる映像にはルールがある [ 高崎卓馬 ] 価格:1,728円 |
タイトルと中身のフォントに一目ぼれして借りました。
図書館の本なので帯はないのですが、帯文は「すべての人は笑う前に驚いている。」だそうです。
映像(特に15秒のテレビCM)に関する表現がメインですが、いろんな方面に応用できる内容でした。
なぜ面白いものを作りたいのか
今まで佐藤は、「面白い方が読んでもらえる」としか考えていませんでした。
この本に書いてあったことは、こうです。
「その表現と出会う前と後でその表現と出会った人のなにかを1ミリでも変える」
「ココロという正体のよくわからないものにふれるため」
そのために、著者は表現をしているそうです。
目的:人のココロを動かす
手段:笑いや感動などの表現の技術
というわけですね。
まずはどんな人に何を伝えたいのか、という目的を決めてから、手段である表現方法を考えます。
この目的がハッキリしているほど、統一感のある、届きやすいメッセージになるそうです。
同じ女性にメッセージを届けたい場合も、学生と主婦のどちらを対象にするか曖昧なままでは、たしかに説得力のあるものはできなさそうです。
恋愛の駆け引きと同じだなぁと思いました。
ギャルにアプローチしたいのか、真面目な子にアプローチしたいのか、対象が違えば手段もおのずと変わってきますもんね。
面白さとはなにか
この本には、「笑いはテクノロジー」という見出しがありました。
佐藤は本音を言うと、自分が面白くない人間なので「頑張ればつまんない人間にも面白いこと書けるよ」と慰めてくれる本を探していました。
この本にはたしかに、「頑張れば面白いこと書けるよ」と書いてありました。
しかし、テクノロジーすぎてびっくりしました。まとめます。
<面白いもの>
・驚きがある
・工夫されている
・制作側が見えない
もっと具体的にたくさん書かれていたのですが、まとめるとおそらくこんな感じ。
すべて技術的なことですね。
「あー次はこうなるんだろうな」と予想の範囲内におさまるものは面白くないし、薄っぺらいものは面白くないし、制作側の都合がゴリゴリに分かるものも面白くない。というわけです。
帯文の「すべての人は笑う前に驚いている。」というのは、その表現が予想の範囲外だからという意味でした。
なんとなく笑えるものは、本当は計算し尽くされたものだったんですね。
結論
うわべだけで面白いものが書けると思うな。
と叱られた気持ちになりました。
心が痛い。耳が痛い。痛い痛い。
著者は映像に携わっている方なので表現の技術も映像に関してがメインですが、文章でも生かせることが(特に前半は)たくさん書かれています。
後半はお説教っぽい部分がありますが、表現に関わる方の情熱が、わかりやすい文章でまとめられているので参考になりました。
気になった方はぜひ読んでみてくださいね。
それではまた。